行き当たりばったりドライブ旅③ 道の駅めぐりと妻籠宿
乗鞍のおいしい朝ごはん
「山水館信濃」さんの地元食材にこだわった朝ごはんです。
真ん中の緑色のが“ささげ”のおひたし。隣が、茄子の自家製鉄火みそ和え
白菜の漬物を炒めて食べる郷土料理だそうです。
やはりご飯が進む。
乗鞍温泉はスキー場からも近いので、また冬に来たいなあ。
郷土料理にこだわった宿だったので、冬もきっとおいしいと思います。
とにかく何より温泉最高!
いきなり道の駅
道の駅「きそむら」で、木曽の名物“すんき”のおみやげを買いました。
木曽地方の特産品で、赤カブの葉と茎を乳酸で発酵させて作る食品です。
のどの調子が悪くなっていたので、みちの駅で見つけてちょうどいいやと思って買いました。
知らなかったのですが、こちら「日野製薬」という木曽地方に本社を置く老舗の薬品メーカーのようで、「日野屋」という生薬の薬屋さんだったそうです。
買ったのは「百草丸」を中心に展開しているシリーズののど飴でした。
木曽にいる間、いろいろなところで日野製薬さんの看板を見つけました。
のど飴を、一日数時間置きに舐めていたので、ずいぶん楽になりました。お世辞じゃなくてほんとに。
中山道「奈良井宿」
とりあえず行ったことのない所というのを基本にして、目的場所を決めたところ、一番近いのが「奈良井宿」でした。
古い町並みが残る中山道の宿場町です。
まだ午前中ということで、人もさほど多くなく、まだ準備中のお店もありました。
奈良井宿は漆器が有名な所のようで、お盆やお椀などの漆器が豊富にそろっていました。
奈良井宿の典型的な町家の造りとされている中村邸です。漆櫛の商いをしていたそうです。一般公開されているので見学可能。
江戸時代から変わっていないこのお宅の写真を、フィルターでセピアっぽく加工してみました。
江戸時代撮影といってもいいくらいの写真ができあがりました。
日本の家屋や文化は木と紙が基本。滅びることも設定しての建物が多い中、維持していくことの大変さは並大抵の事ではないと思います。
令和の時代に住んでいながら、江戸の空気に触れることができることをありがたく思いたいです。
思い出の「妻籠宿」
車に戻るとぽつぽつと降りだした雨。
どんどんと本降りに。
せっかく近くまで来たんだし、好きな場所でもあるので雨の中向かったのが妻籠宿。
宿場町としては、最も有名な観光スポットですが、お天気の影響もあってか人はまばらでした。
ここは、欧米のお客さんがけっこう多いですね。軒下で、おやきをもぐもぐ食べている外人さんもいました。
お昼時だったので、とりあえずお蕎麦を。
おばちゃんが一人でやっているお店。続けておやきを求めるお客さんも来て、忙しそうでした。信州そばおいしかったです。
妻籠宿に初めて来たのは、20代の頃。母親と二人で来て、妻籠宿内の宿に泊まりました。宿の名前は忘れてしまいましたが、基本的に江戸時代そのままの形式で、隣の部屋とは襖一枚で仕切られ、テレビもありません。
日が落ちると共に休み、日の出と共に起きる生活を体験させてもらいました。夕食の鯉の甘辛煮がものすごくおいしかったことを覚えています。
翌日、妻籠宿から馬籠宿まで3時間ほどの道のりを歩きました。すれ違う人とあいさつを交わすのも新鮮で楽しかった。
母親と二人の旅は初めてのことで、ゆっくりといろんな話をしたのを覚えています。
今は、骨の病気を患い、もう中山道どころか近場を歩くのもやっとの母親ですが、この木曽路の旅はいい思い出です。
どこへ行ったかというのも、旅の記念になりますが、誰と行ったかというのも思い出になりますね。
前回ここへ来たのは、子供が小学生の頃。本人はおそらくほとんど覚えていないでしょうが、私たちは懐かしくて、「ここで写真撮ったなあ」「ここも歩いたなあ」と雨の中はしゃいでいました。
もう絶対このメンバーで来ることはないだろうなあっていう旅を思い出すのは、ちょっと切なくて寂しい時もありますね。
妻籠宿で必ず買う
こちらの栗きんとんは、初めて来た時に買って以来、毎回買ってます。
おみやげとしては、一週間くらいしか日持ちがしないのですが、それだけ新鮮で栗の風味が強くておいしいんです。
おやき専門店「わちのや」さんのおやきです。甘い系からいろんなお野菜まで種類豊富で迷います。シンプルに野沢菜おやきを買いました。
道の駅「五木」
カーナビに設定しようとしても、一向に出てこない。
着いてから理由が判明。こちら「いつき」と読まずに「こぼく」と読むのでした。
ヒノキ、サワラ、アスナロ、コウヤマキ、ネズコの五つの木を表しているのだそうです。
名前通り、木工細工が充実した中津川の道の駅。
がっしりした木のティッシュケース入れと箸を購入。
木の棒の上に並んだお人形の飾りです。
一つだけ反対向いてる子がいます。
中津川で江戸時代から栽培されているとうがらしのことです。
中津川に生息する“あじめどじょう”に、細長いその形が似ていることから命名されました。
今夜の泊まりは下呂温泉
今夜のお宿は、予算の都合もあり、会社の保養所契約ホテル。
ここまで来たら、関西圏ももうすぐ。ちょっと一息と言う感じです。