こごみの旅日記

旅でもらった思い出いろいろ

長きにわたる浅草めぐりの締めは「スカイツリー」を見ながらのディナーで

浅草はよく1人でうろついた。
かつて旦那が北関東の方に単身赴任やら長期出張やらで滞在していたので、訪ねていく折に途中下車して楽しませてもらった。

 

浅草から東武に乗るので、すぐに乗ればいいものを自ら足止めをして泊りにする。
始めの頃はまだインバウンドの方々も少なくて、のんびり歩けた。

 

とはいえ、観光スポットにはほとんど立ち寄っていない。
好き勝手に歩いてお店をのぞいたり、雰囲気を楽しむだけ。

 

呉服屋さんのワゴンセールを物色したり、スーパーのぞいてマグロがいっぱい売ってることに感動したり、酷暑の中暑さにギブアップして座り込んで汗たらしながら豆乳アイス食べてたら、通りがかりの外国人のにーちゃんにじろじろにやにやされたり。

 

手ぬぐい屋さんのおねーちゃんとは東京開催が決まったオリンピックについて話した。
「ほんとにできるんですかねぇ~」
「ねえ~」
「この暑い中マラソンなんか、えらいことになっちゃいますよねえ~」
なんてな会話で笑った。

 

とはいえ、浅草寺浅草神社は毎回しっかりお参りした。
心残りは演芸ホールかな。毎回なんかタイミングがあわなくて、結局行けなかった。

でもなんだかんだと楽しかった。

 

その後コロナやら自身の体調不良の引きこもりやらで、長いあいだ訪れることがなかったが、今回久々に旦那が出張だったので浅草で待ち合わせをした。

 

旦那も定年が近づく年齢になり、もう長期でこちらに来ることもないだろう。なので、たぶん自分としても最後になるかもしれないなあと思って出かけることにした。ちょっと大げさだけど。

 

よくよく考えてみれば、私たちはまだスカイツリーに上ったことがない。関西人でありながら、まだ更地だったころから見てきたスカイツリーにはやっぱり親しみを感じる。

 

よし!上がろう!といきおいこんで、夜景を目当てに向かったが、インバウンド行列を目の当たりにして速攻あきらめた。

 

腹が減ってたというのもある。
てことで、どうせならソラマチの上階レストランでディナーで最後を締めるか!てことになった。

 

通りがかって眺めがよさそうな30Fのイタリアンレストランに入る。
外食は和食と中華しか食わない旦那にしてはめずらしく、おとなしく従った。

 

最高の眺め

最高のスカイツリー

この距離でご飯食べながら見れる幸せ

 

せっかくなのでメニューの一部を

 

 

あと、パスタと魚料理が加わった豪華コース。
スカイツリーと共に、最後の晩餐をおいしく彩ってくれました。ありがとう。

 

街はもうクリスマスモードに入っていた。
これを機会に引きこもってばっかりいないで外に出なきゃなあ~と……ちょっとだけ思った。

 

最後の浅草と勝手に決める必要もない。また1人で出かければいいんだ。まだまだ人生は長い―—いや、いつ死ぬかわからないからって考え方もある。

 

大喰らいの旦那はやはり少し物足りなかったようで、帰りにお惣菜と缶ビールを買って宿に帰った。

 

翌日は、好物の東京名物の駅弁を買って

「腹いっぱい!」とご満悦