こごみの旅日記

旅でもらった思い出いろいろ

奈良博物館に滞在中の「金峯山寺の金剛力士立像」を見てきた

奈良吉野の名刹金峯山寺」の仁王さんが、修復のため奈良国立博物館に降りて来ていらっしゃる。

 

そちらを見せていただけるというので、いそいそと足を運んだ。
金峯山寺といえば、全国の山伏が集う修験道の中心的寺院。

 

普段は国宝の仁王門に棲んでおられる阿形と吽形の2体は重要文化財で、大規模な解体修理は年内いっぱいかかるそうだが、その期間中見せていただけるというのはありがたい。

 

 

東大寺の仁王さんに次ぐ大きさということで、やっぱりすごい迫力。顔は東大寺の方が怖いかな。

 

 

というか、やっぱり当然のことなんだけど、天井の高い明るい電気の元で見るよりも、仁王門の中から私たちを睥睨していらっしゃる方が迫力がある。

 

 

こちら阿形さん。いいなあ、この腕の筋肉!

 

 

仏さんたちの足ってだいたい甲が高い。やはりがっしりしてないといけないのだろうなあ。

 

 

こんなに近くで見られて、おまけに写真まで撮らせてくれるのは嬉しい。お二方も居心地悪いでしょうけど、普段なかなかお山の上まで行けない私たちへのサービスだと思って、しばし我慢を。

 

それにしても奈良公園は外国人観光客の方々がもどってきたなあ。
まあ全盛期ほどではないけど、暑い中鹿とたわむれていらっしゃる。

 

せんべいをあげる振りして遠ざけたり、また近づけたりしていじわるしてる人もいるかと思えば、バンビを気に入り撫でまわしている白人の子供もいた。そいつら野生だからほどほどにしないと、ノミとかダニとかいろんなもの持ってるよ。

 

奈良は全然日帰りできる距離なのだけど、夜旦那と待ち合わせしてたので初めて奈良に宿泊した。

 

JR奈良駅直結の日航ホテル。
平日ということもあって、年配の方が多かった。年季を感じさせる造りや仕様だけど、清潔でホテルの方々の対応もとてもよかった。

 

夜ごはんは、ちょっとしたおつかれイベント的な要素があったので、ホテルの和食でちょっと贅沢。

 

いろんな種類の料理が少量ずつ楽しめるミニ会席で、お造りやお肉もほんとミニサイズ。年とるとほんと、すぐお腹いっぱいになるからねえ、こういうのちょうどいい。奈良の地酒の飲み比べも堪能できた。

 

 

正倉院展とかコスモス見学とか、奈良にはちょくちょく行くけど、帰り駅で混み混み電車を目の当たりにして「あーしんどー」と、げんなりしながら長距離帰るのけっこう疲れる。

 

まあ今回みたいな贅沢はできないけど、お手頃なところに泊まるっていう選択肢もありかも。
これからの楽しみ方の1つとしていいかも。