長崎へ数年ぶりの娘と二人旅 ①~長崎新地中華街
まず、なんで長崎なのかというと、
日々出張で全国飛び回っている娘が、足を踏み入れたことのない県の1つであるということと、
私も高校の修学旅行依頼、再来を希望しながらも数十年の歳月がたってしまったということで、
「行ってみたい!」
と、意見が合致したという理由。
といってものんびりしようぜ、というのが第一の目的なので、観光は路面電車で動ける範囲、計画はその日にたてようというもの。
日本三大中華街 長崎新地
日本三大中華街の中で、ここだけ来たことなかった。
規模的にいえば、やはり横浜が群を抜いている。
ここは1番小さいけれど、正直1番気に入った。
のんびり歩ける、のんびり食べれる、のんびり見られるーー
つまり、結局は人の多さが起因しているのだけど。
横浜中華街も長らく行ってないので、現在の状況は知りませんが、
正直、地元神戸の中華街は、時々のぞいてみてもあまりの人の多さに辟易する。
勧誘もすさまじい。活気があるといえば、聞こえはいいけど、「それ中華?」ていうような食べ物もあったりして、???とため息を並べて早々に引き上げてしまう。時間帯や曜日にもよるんだろうけど。
昔ののんびり感を知ってるだけに、ちょっとキツイ。
お決まりメニュー「ちゃんぽん」と「皿うどん」
とはいえ、ちょうどお昼ご飯時ということもあって、有名店は満員。
どこでもおいしいに決まっていると、適当に入ったところが「龍園」というお店。
後で調べたら、めずらしい“上海料理”の中華料理店だった。
日本の中華料理は、ほとんどが広東か四川なのだそう。
近所の中華屋さんも四川だ。
上海は海に近いということで、魚介が多く使われるらしい。
味もあっさりとして、がっつりコテコテ劇から中華が好みという人にはおすすめではないかもしれないが、魚介や野菜をベースにするスープっていうのは、絶対おいしい。
確かにこちらのちゃんぽんも皿うどんもあっさり味でおいしかった。
正直、ここ数日胃腸の調子が悪かったので、お腹に優しい味がありがたかった。
調子に乗って昼飲み。
瓶ビール(中国ビール)と書いてあったので、たぶん青島ビールだよなあと思って頼んだら、やっぱり青島ビールだった。
飲茶で休憩
路面電車は行きたい方向によって乗り換えしなければいけないのだが、中華街はその中心地になっているので、翌日もまたフラフラと通りへ。
休憩かねてのおやつ時間。でも母娘は甘いものよりビール。スイーツより飲茶。
知らなかったのだけど、お茶を飲んで点心を食べるという飲茶の習慣は、中国全土のものではないそうだ。加えて甘いものも点心の中に入るそう。
「楊家菜房・翠獅庭」という香港スタイルのこじゃれたお店で、「翡翠ギョウザ」と「小籠包」と「ピーナッツと鶏肉の甘辛炒め」を当てに。
やりがちな小籠包の出汁をこぼしてしまうという失敗を、お手本のようにやってしまった…醤油がたっぷり入った皿の上に…どうすることもできない。
こちらは、ちゃんぽんや皿うどんも豪華でおいしいみたいです。
中国雑貨のお店
今回はダンナにTシャツを一枚買ってやっただけで、あとは全部自分の物を買うと決めていた。
中華街は飲食店がほとんどを占めているが、おみやげや雑貨の店もチラホラ。見つけたお店は名前を忘れてしまったのだけど、長崎みやげよりも派手派手な中国雑貨が大半を占めている面白い店だった。
ほとんど全部中国からの直輸入だそうで、何だろコレと思って説明読もうとしても無理。お店のおばさん優しいので聞いたら教えてくれます。
娘が大喜びで買ったのが、このトランプ。
家へ帰って開封して、「わー、紙質悪そー、ちょっと汚れてるぅー、でも嬉しいー」と大騒ぎして並べているのを見ると、なんと一枚一枚ブルースリーの柄が入っていて、全部違う。
「テレサテンのもおみやげに買えばよかったあ」と、テレサテンなどまったく知らない人間が、テレサテンをまったく知らない友達に贈ろうと企んでいた。
長崎新地の中華街で晩御飯も食べたいところだったが、今回はホテルのレストランで中華をいただく予定だったので我慢。しかし予約をいれていなかった甘さが悲劇をよんだ。結婚式の貸し切り!
結果この旅行中、中華のディナーにはありつけず。
「あー今から中華街行きたーい」と泣く泣く和食の店へ。ここがまたおいしかったんだけど。
それでもやっぱり、帰宅した今でも心と口が中華です。