2億5千万年前の地層をのぞく鍾乳洞「竜ヶ岩洞」
今年に入ってまた静岡来訪。
せっかくだからどっか観光しようということで、滝と洞穴好きの娘のリクエストに応えて、地図で見つけた鍾乳洞へ向かった。
2億5千万年前の地層を見学。
道は狭めなので、その分まわりの岩が身近で迫力感がある。いい意味での圧迫感。
勾配はそれほどきつくないが、平たんばかりではないので、滑りやすい靴だとすっ転ぶ可能性もあり。
つい触ってみたくなる感じのドロドロ感のある岩があちこちに。
落差30メートルの大滝というのはおそらくこれ。通路のま近なので迫力です。
東海地方最大級の規模って感じはしないなあと思いながら歩いていたが、次第にこの鍾乳洞の特徴がわかってきた。ズドーンと開けた空間がある鍾乳洞と違い、ここは脇道が多い。
「この先何だろ」というような先の見えない空洞や脇道があちこちに見える。
どこまであるのか暗がりをのぞき込んでみたくなる。
この梯子の上もかなりの高さがあるようだ。
一般公開は400メートルだが、総延長1000メートルの意味がわかる。
鍾乳洞にいると、日常から切り離される感が強いので、早く出たいような、このまま出たくないような、ずーとここにいたいような奇妙な感覚にとらわれる。
危険があるような、安全なような、それは家の中のような外のような、実家のような、突き詰めるときっと母親の胎内のような――
とはいえ、外にでればホッとする。
さっきまで想像を絶する歳月の中にいたという実感。
今日も地球は綺麗だ。
2億5千万年後の富士山はどうなっているだろう。
静岡でちょっとした時間に味わったおいしいグルメ
去年(2022)のことです。用事で行った静岡。
道の駅
宿泊先のホテルで惰眠をむさぼったうちの家族は、朝ごはんを食べていなかったので、道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」に立ち寄った。
一階の沼津のお魚の丼もとても魅力的だったが、あえてここちちょっと変わったものをということで、二階の「GREEN GRILL KISETSU」に向かった。
地元産のトマトを中心にしたメニューがそろっていて、どれも美味しそうで迷う迷う。
旦那がたのんだトマトのカレー
娘が頼んだトマトパスタセット。
この日も朝からお腹がグリ気味だった私は、スムージーを注文
イチゴとトマトのスムージー
こういうコラボ素材の場合、だいたいどっちかの味が勝つと予想していたが、イチゴの風味がふぁーと広がって、トマトの爽やかさと酸味がイチゴの甘さと相まって、両者互角。おいしい!
結局、スムージーだけでは我慢しきれず、お腹炸裂覚悟でパスタセット食べる。結果的に人一倍食べることになって腹パンパン。
ほかにもいろんなメニューがあって、どれも食べたかった。シーズンによってメニューや内容もいろいろ変わるみたいで、今度来ることがあったら、またぜひ来たい。
静岡駅
レンタカーを返して新幹線までのちょっとした空き時間。
お茶でも飲むか、ということになったが、ちょうどカフェ時間ということで、どの店も満員。待っていると時間が無くなる。
そのかわりがっつり系の店は余裕があるようなので、まあ小腹も空いたことだし…せっかく静岡だし…シュワシュワっとしたものも飲みたいなあ~てことで、浜松餃子を食すことにした。
アスティ静岡内の「石松餃子」
水餃子のゴマだれとおろしポン酢
出張で全国を飛び回っている娘おすすめ、名物黒はんぺんのフライ
これはもう絶対麦酒抜きでは語れない。
近所の席に座った男女の二人連れ。ラーメン食べながらおねーちゃんの方が「あー、ビール飲みてぇー」と何度も口走っていた。どうやらお仕事合間のエネルギー補給に立ち寄ったようで、がんばって誘惑に耐えていた。
刺激的な家族が側にいてごめんね。
ブログ復活はうなぎで一献
ブログが途絶えてから1年以上もたっていた。びっくり。
ここ一年ほど体調を崩していて、ほぼ引きこもり状態。
なんだかんだといろいろあってか、ストレスと疲れが降り積もり、おさまっていた更年期症状も復活。
動悸だの頭痛だの、おまけにこれは過敏性腸症候群というのか?トイレを半泣きで探し回らないければいけないときも少なからず。
ほとんど自分で何とかしなければいけないものばかりなのがツライ。薬なんか効きもしない。長距離移動や家族以外の人との外出がキツくなるが、どうせコロナだしいいかあと引きこもりを楽しんでいた。
でもそれだと一向に良くならないし、コロナもちょっと治まりつつあるし、少しずつ外に出てみようと思う。
家族にも外に出ろといわれたし、自分で克服していかなきゃなんないんだし、それならがんばらねば。
て、ことでいきなり美味しいものごちそうになった。
母と弟の嫁さんと用事で出かけた先でのランチ。
うなぎが好物の母について「かわ祥」でご賞味にあずかった。
母と嫁さんはレディースセット。うな重と小鉢や茶わん蒸し、デザートまでついている。私は昼めしに米を食べるとえらいことになるので、おかずだけの「うなぎ八寸」をいただいた。
鰻巻きやら鰻ざくやら、茶わん蒸しなどがついた鰻をちょっとずつ楽しめるセット。
ずばり酒のあて。
てことで、にごり酒を少しだけ。
体調崩してるやつが昼から酒飲むな!と自ら突っ込みをいれながら、まあ今日は特別ってことで(何が)少しだけ。
淡路島で3年トラフグとストックの花畑
母が今月めでたく80歳になった。
世界中でコロナが吹き荒れる中、おとなしく引きこもっていたので――というか引きこもらせていたので、お祝いを兼ねて淡路島にフグを食べにいった。
兵庫県民割の「兵庫を旅しようキャンペーン」を使わせもらって。
淡路島のトラフグは、本来2年で出荷するところの養殖フグを3年にすることで、大きくぷりぷりのフグになっている。
今や3年フグは淡路島のブランド。
「てっさ」の身も分厚くて食べ応え満点。
鍋やら唐揚げやら、コースで食べるといろいろ味わえる。
冬の贅沢はてっちり!というのは、関西のしあわせな風物詩かな。
関西人にとって淡路島は身近で馴染みのリゾート地。
うちも御多分にもれず、行先が決まらなかったり、とにかくゆっくりしたいとなると「淡路島にすっか」となる。
母といっしょに来ると、必ず行くのが「花さじき」
四季折々に違った花で楽しませてくれる丘陵高原で、関西のおばちゃんたちが大好きなところ。
と言っても、さすがに今の時期は花たちもお休み中。
ほとんどこんな感じ。
でも気持ちがいいんです。
展望デッキから今の季節のお花鑑賞。
柵から上が実物。下がパネル。
今回のお花はストック。
11月から2月という、一番寒ーい時期に咲いてみんなを楽しませてくれる。
上からみると、鳥さんや♪の形に植えてあります。
派手な花びらじゃないので、いまいち華やかさが伝わりませんが――
近くで見るとこんなに見事!
いつも絵になるいろんな花とコラボする木。
生クリームを連想した。
横から撮ってみた。
上から撮ってみた。
アップにも耐えられる。
キリリと上品さが際立った。
この景色が見たくて訪れる。
スコーンと広がる解放感が、体の中を吹き抜けていく。
12月はさすがに吹き抜けられると寒いけど。
遠くに見えるのは牛さん。
違う場所に、お馬さんもいる。
前回来たときから、改装されて新しくなっていた。
案内所や産地直売のいろいろなものが売ってるところ。
淡路島といえば、たまねぎ。
店内には巨大なのもいた。
淡路島もその場所その場所で、おみやげものや特産物など売っているものが微妙に違うので、面白い。
名物たまねぎスープなんかでも、すごく種類がある。
そのなかで好物を見つけるのが楽しい。
母親はお気に入りのたまねぎカレーを見つけてご満悦。
穏やかな表情の本日の淡路島の海。
母も含め、
淡路島でリラックスした人、
みんなまたがんばろうねえ。それで来年も来ようねえ。
またフグ食べようねえ。
ものすごく久しぶりの「南禅寺」の紅葉
前回、南禅寺に紅葉見物に行ったのは、コロナよりも数年前だったから、4~5年ぶりかもしれない。
京都の紅葉はすでにすごい混みようだ というのは聞いていたけど確かに。
京都来訪の目的は別にあったので、南禅寺は正直ついで――まだ午前中だし――
なんて甘い考えで――
ほんと甘かった。
前回は、観光バスと人でごったがえし、本殿までたどりつけないというおぞましい状態だったが、今回はちゃんとお参りできました。やはり時間的なものだな。
ところが、今回は違うおぞましいものを見てしまった。
南禅寺といえば、立派な三門が有名。
門を額ブチのようにして見える中の紅葉がみごとで、どんな本でもサイトでもその写真がメインになる。
当然みんなカメラをかまえる。
ところが、その三門の敷居にズラリと人が座っているのだ。
うそでしょ…
まず写真は撮れない。額ブチの半分以上の高さを人の頭が埋め尽くしている。
修学旅行の少年たちもカメラをかまえて、悩んでいた。
ぎりぎりここまで。この下は頭頭頭…
写真どころか、みんな三門をくぐれない。通れないので仕方なく、三門をよけて脇から境内へ。なんだこれ。
本来、三門の敷居は踏んではならないといわれている。劣化を防ぐということと、神域と俗界の結界の意味を持つものなので、神聖な場所へ足を踏み入れる瞬間は踏むのではなく、敷居はまたぐというのがマナーでありルール。
そこにケツを乗せるとは…
誰かが立てば、またそこに誰かが座る。
どうかこの光景、今日だけの突発事態でありますように。
三門をくぐった所にある巨大な紅葉。これが真っ赤になり門の黒に映える光景は実にみごとなのだが、今回はまだ早かったみたい。
それでも境内は赤とオレンジで染まる。
午前中はお天気いまいち。
でもやっぱり綺麗やねえ。
真っ赤っかになっているものと、まだ緑の木との落差が大きい気がする。
暖かい日が長くなったからかな。
夜は寒いんやけどねえ。
南天かな?
綺麗だし可愛いしビーズみたい。
京都の紅葉の良さは、古い建物とのコントラストの妙。
帰りは脇道に抜けて。
イチョウやらススキやらいろいろ居てにぎやか。
一部分だけ色づいている奇妙な光景。
日当たりの問題かな。
毎年毎年、秋の短さを実感する。
日本がいつか熱帯になってしまったら、この紅葉たちは姿を消すことになるのだろうか。
ごったがえしながらも、みんなで紅葉を見られることに感謝して、これが少しでも長く続くということを願って。
コロナももういい加減どっかに消えてくれえ。
コスモスめぐりの季節がやって来ました。
コスモスが綺麗な季節がめぐってきた。
今年は京都府亀岡の「夢コスモス園」
いきなり豪華な朝顔のアーチがお出迎えしてくれます。
こちらオーシャンブルーという琉球朝顔で、かなり大ぶりの力強い多年草。
何と朝だけでなく、夕方まで咲き続け、夕方になる色が青から紫へと変わるそうです。
この時間は2時過ぎといったところ。まだ昼の青でしょう。
オーシャンブルーの足元に咲いている鮮やかなアメジストセージと、丸くてかわいい千日紅が見ごたえじゅうぶん。
ぱあーと開けるコスモス畑。
やっぱりこれ見ないと秋は来ない。
おなじみピンクの定番「センセーション」ですね。
濃い色のセンセーションなのか、違う品種かわからない。
こちらおそらく「ピコティ」
密集コスモスの「ダブルクリック」
こちらコスモスたちの後ろ姿
真っ白の群生も綺麗です。
黄色のアップを撮ろうとしたら、自ら飛び込んできてくれたハチさん。透けた羽が綺麗。
コスモス畑に行くと必ず出会うのが、ハチと蝶々とこちらの方。
こちらのコスモス園はほんとにいろんな植物のコラボが楽しめるのが良いですね。
これは何だろうな。
こちらのコスモス園では、お花を摘んで小さな花束を作らせてもらえるみたいです。
子供たちが楽しそうでした。
イベントとして毎年創作かかしコンテストをやっているみたいですが、去年から休止。
写真を見るとけっこう凝った作品がいろいろ。
来年は見たいね。
今年の夏は、お日さま不足だった。
じめじめネチャネチャした気持ち悪い夏だった。
どうか来年は、パキッと爽やかな夏でありますように。
丹波篠山のカラフルゆり園
「どっか行きたいなあ~」と愚痴っている間に年月がたち、
最近は、逆にもう出かけるのが面倒になってきた。
というのは、『トイ・ストーリー』のウッディのセリフだったか――。
でもお花を見ると気分が晴れるのは、年くってきた証拠ということで、
アジサイどうよう夏を告げてくれる爽やかなゆりの花を見に行った。
篠山の「玉水ゆり園」
敷地内はいくつかの区画に分かれていて、入園すると地図をいただけるので、それを見てまわります。
こういう光景をまのあたりにすると、まずだいたいみんな「ふわあ~(*‘∀‘)」て言います。
で、徐々にゆっくりじわじわ見始める。
手前はまだまだツボミの方が多い。遅咲きのゆりは全部ツボミの区画もありました。
だいたいユリというと、こういう白が定番で浮かびます。
こんなにいろんな色をいっぺんに見られるのはめずらしい。花が1つ1つ大きいので、迫力満点です。
こういうかわいらしい色合いは見たことないかも。
どうしても笑っているように見える。
わざといろんな色を混ぜて植えてある区画。
わちゃわちゃとにぎやかで楽しそう。
あじさいエリアもあって、
「アジサイも咲き始めてますから、見て行ってください」と、園の方がおっしゃってたけど、うちの近所のアジサイはもうこれでもかというくらい満開なので、場所によって違うんだな、お花って。
よく知られた話ですが、この綺麗な部分は花びらではなく、ガクの部分。
ゴチャゴチャして地味な部分が花。
よく見ると葉っぱの端っこにハエが……。
みなさんのんびり散歩時間。
思うところも、言いたいこともいっぱいそれぞれが持っているんだろうけれど。
コロナが落ち着いたとき、いろんなことが何ごともなく戻っているのだろうか、それとも微妙に違っているのだろうか。