こごみの旅日記

旅でもらった思い出いろいろ

2億5千万年前の地層をのぞく鍾乳洞「竜ヶ岩洞」

今年に入ってまた静岡来訪。
せっかくだからどっか観光しようということで、滝と洞穴好きの娘のリクエストに応えて、地図で見つけた鍾乳洞へ向かった。

静岡県浜松の竜ヶ岩洞

2億5千万年前の地層を見学。

 

道は狭めなので、その分まわりの岩が身近で迫力感がある。いい意味での圧迫感。

勾配はそれほどきつくないが、平たんばかりではないので、滑りやすい靴だとすっ転ぶ可能性もあり。

 

つい触ってみたくなる感じのドロドロ感のある岩があちこちに。

 

落差30メートルの大滝というのはおそらくこれ。通路のま近なので迫力です。

 

東海地方最大級の規模って感じはしないなあと思いながら歩いていたが、次第にこの鍾乳洞の特徴がわかってきた。ズドーンと開けた空間がある鍾乳洞と違い、ここは脇道が多い。

 

「この先何だろ」というような先の見えない空洞や脇道があちこちに見える。
どこまであるのか暗がりをのぞき込んでみたくなる。

 

この梯子の上もかなりの高さがあるようだ。

 

一般公開は400メートルだが、総延長1000メートルの意味がわかる。

 

鍾乳洞にいると、日常から切り離される感が強いので、早く出たいような、このまま出たくないような、ずーとここにいたいような奇妙な感覚にとらわれる。

 

危険があるような、安全なような、それは家の中のような外のような、実家のような、突き詰めるときっと母親の胎内のような――

 

とはいえ、外にでればホッとする。

さっきまで想像を絶する歳月の中にいたという実感。

 

今日も地球は綺麗だ。


2億5千万年後の富士山はどうなっているだろう。