こごみの旅日記

旅でもらった思い出いろいろ

白壁が映える夜の倉敷美観地区と旬がおいしい鰆

倉敷出身の画家「池田遙邨」の絵が見たくて、ずっと前から目指していた倉敷美術館に行く計画を立てた。一人旅の予定だったが、今岡山は旬の鰆がおいしいと知り、旦那にも声をかけてやった。

 

 

当然美術館へは一人で、旦那は宿でゲームして遊んでる。

 

倉敷市立美術館


一人の画家が描いたとは思えないほど時期によって画風が違うことを、原画を目の当たりにすると改めて実感する。

とはいえ、美術館の客が自分一人という経験は初めてだった。真ん中の展示室でお一人休憩されていたが。一人というのはすごい。「そこ邪魔!」「うるせえしゃべるな!」と心の中で怒鳴り散らすこともなく、贅沢極まりない時間。
まあ閉館近い時間というのもあったけど。

 

客はいないけど地元の人はけっこう出入りしていた。側の部屋では絵画教師かな、みなさん絵を描かれていて、ちょっと懐かしい感じの絵具の匂いが漂っていた。
やっぱりいいな、美術館や博物館は気持ちが落ち着く。

 

林源十郎商店

ちょっとお茶、と思ってもどこも行列。
やっと見つけたくつろぎスペースで美味しいコーヒーをいただく。
こちらの建物は、倉敷で薬問屋を営みつつ、福祉活動に尽力した林源十郎氏の業績とスピリッツに触れられる建物で、いろんな店舗が入っていて楽しめる。

 

3Fの倉敷まちなみ食堂アカネイロというカフェ。
テラスで倉敷のまちなみを眺めながらくつろげるところで、今回は屋内だったが風通しが良く、吹き抜ける風が絶妙に気持ちよかった。

 

ふと上を見上げると面白いライトがいっぱい。

 

 

美観地区を望める屋上テラス。


旬の鰆を堪能

 

魚や野菜はやっぱり旬が美味しい。
さわら料理の専門店で、めいいっぱい鰆を食す。

 

脂ののったお刺身を岡山の人気クラフトビール「独歩」で。

 

岡山の郷土料理ままかり。サッパというお魚らしい。頭からガブリといける。

 

こちらも岡山名物黄ニラ。生でもいけるみずみずしさ。今回は鰆といっしょにシャブシャブっとして。

 

日本酒を頼むと好きなぐい飲みを選ばせてくれる。こちらはスズのぐい飲み。ずっしりと重く美しい。

 

美観地区のライトアップ

 

出張まみれの娘がおすすめしてくれた美観地区のライトアップ。
適度な暗さの中に浮かび上がる白壁が美観地区ならではの美しさ。

 

綺麗に撮れるようにうまい具合にライトアップしてくれているのだろう。

これは絶対撮ってしまうでしょ。

 

 

 


倉敷は関西からがんばれば日帰りでも行ける距離なので、いろんな人と何回も来た。都度人も増えて新しい店も増え、思い出も増える。


前回来たのはコロナ前、両親と三人でかき氷を食べた。その甘味屋さんももう無かったが、両親とくることももう二度とない。

 

今回の目的の美術館は、展覧会によって遙邨の絵の展示も変わるので、好きなテーマでその都度訪れるというのも有りかもしれない。