京丹後の森で「和久傳ランチ」と「安野光雅」
「和久傳」といえば、京都の有名料亭です。
なかなか私どものような小市民が出入りできるところではありません。
とか言っても、最近では京都市内の入りやすい場所に店舗を出されていたり、お弁当も買えたりしますけど。
その和久傳さんに京丹後の久美浜で、出会えるとは予想外でした。
和久傳は元々創業が京丹後市ということで、言わばこの場所はルーツ。何ら不思議ではないのですね。その地に、地元の人たちといっしょに植樹して造り出したのがこの「和久傳の森」です。
この日はあいにく雨が降ったりやんだり、風もきついという悪天だったのですが、自然豊な敷地内は、緑いっぱいで歩いているだけで気持ちいいです。
空腹のピークだったので、まずはレストランに飛び込みました。
工房レストランでは、丹後の食材と和久傳の森で作られたお野菜を使ったメニューがいただけます。
単品メニューはあいにく売り切れということで、コースメニュー。
前菜です。トマトの甘さにびっくり!
つやつやご飯。漬物も旨!
ちりめんもついてます。
肉料理と野菜料理を選べます。
こちら肉料理でボリューム満点のお茄子と鶏肉
お魚は鯛の揚げ物です。すごい肉厚。
お肉セットが税別で2,778円、お魚セットが2,408円。
高級料亭のランチがこのお値段なら、やっぱりお得です。
和久傳の存在すら知らなかったダンナは、「トマトがうまい…」とやたら野菜とトマトに感動していました。でもそれって凄いことなのかも。
ショップにはおいしそうな食材や調味料などがいっぱい売ってました。
私のような料理下手には、使いこなせるかなあ、使いきれるかなあというのが問題。
安野光雅美術館
敷地内にある「安野光雅美術館」です。
現在、こちらの展覧会実施中。
安野さんといえば、だまし絵みたいな絵本「ふしぎなえ」がやっぱり子供の時からインパクト大で、世界の風景を描いた「旅の絵本」も大のお気に入りです。
その旅の原画がたくさん見られて、嬉しい時間を過ごさせていただきました。
ただ、入館料の割にはちょっと鑑賞できる絵が少ないかなあ…と。
まあ安野さんのイラスト入りのお茶ももらったし、二周年記念のポストカードももらえたからよかったといえばよかったのだけど。
雨が降った後だから、特に緑がつやつやと綺麗だったのかもしれません。
和久傳の森から出ると、道の脇に無人の野菜スタンドが。
「トマトがない…」
と、最後までトマトにこだわっていたダンナでした。