こごみの旅日記

旅でもらった思い出いろいろ

「手塚治虫記念館」目指して花のみちぶらぶら

2018年の九月末の話

手塚治虫記念館に行きました。なんと十数年ぶり!

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最寄駅「宝塚」の駅前広場にはこんな像が。まさに歌劇の町。

 

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駅前から宝塚大劇場へ続くこの道を通って、記念館方向に向かいます。車が通らないのでのんびり歩けます。一段下には並行して車も通る道があり、道沿いにはいろいろなお店が並んでいます。

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少なくとも20代後半以降の関西人なら誰でも知っている「宝塚ファミリーランド」という遊園地がここにはありました。家族と友達と彼氏彼女と、楽しい時間の思い出を必ず一つは持っているはずです。その憩いの場はもうありませんが、今でもここを通るとわくわくした懐かしい気持ちが湧き起ってきます。

 

ディズニーランドにある「世界はひとつ」を初めて見たのは、「ファミリーランド」なのです。規模は違いますがアトラクションの内容はまったくそのまま。また「ホーンテッドマンション」のラストに幽霊が乗り込んでくる仕掛け。なんとあれもありました。おそらく「ファミリーランド」がアメリカのTDRを参考にしたのでしょうね。

 

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右手に宝塚大劇場の入り口が見えてきます。今日はそのまままっすぐ進みます。

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花の道の地面、ところどころに手塚アニメのキャラクターが。

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花の道つきあたりに手塚治虫記念館が見えてきます。入館料は700円です。

 

 

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天井からして美しい!やっぱり中心はアトムだなあ。

 

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入り口フロアでお出迎えのアトム

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リボンの騎士サファイア

 

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手塚先生に関する資料がカプセル型のディスプレイで展示されています。私正直、アニメあんまり見ないし、漫画も読まないんですが、個人的に手塚治虫先生のファンなので。やはり一番見たいのは、少年時代に描かれた虫のスケッチ。すごい、みごと、圧巻。

小さい頃好きでよく見ていた「リボンの騎士」は宝塚歌劇の影響を受けたということは知っていましたが、お母さんが歌劇ファンで、お隣に歌劇のスターさんが住んでいたとは知らなかった。この時代「漫画ばかり読んでいたらバカになる」みたいなとらえられ方をしていた時代だったでしょうに(私たちでさえそうなんだから)、お父さんが漫画を読ませてくれていたことにも感動。

 

こちらの記念館は特別の企画展示以外は写真撮影OKという寛大さ。「記念撮影程度で」とやんわりと言われるので、やっぱりかぶりつきでカメラを向けるのははばかられますね。そんな人いなかったし。ここに来る人は純粋に「見たい!」という人が多いと思うので、自分の目でかぶりついている人が多かったです。

 

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カプセルの中から出てきそうな感じのアトム

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二階に上がる階段の模様の蜘蛛の巣越しに見た絵画と地下の体験フロア

二階は企画展と初版本の展示。手塚作品がほとんどそろったライブラリーを楽しむことができます。各国語取り揃えられているので、あちこちでみなさん読みふけっていらっしゃる。

この日はショップを含めて、二階、地下と世界のアニメインバウンドの方々の団体さん(どういうツアーなんだろ)が溢れかえっていらしたので、写真撮れませんでした。ここに来る人はファン以外ないだろうから、みなさんすごく楽しそう。こういうこと言うと怒られそうだけど、なんでアニメファン(アニメオタク)って世界中おんなじ雰囲気なんだろうなあ。いや、ダサいんじゃないんです。服装とかじゃなくて。なんか空気感というか、雰囲気。

 

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記念館の前にはキャラクターたちの手形がいっぱいあります。

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やっぱりアトムかわいい。普通の子供っていってしまえばそれまでだけど。

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お腹がすいたので、この辺りでは超有名なサンドイッチ点「ルマン」でお昼です。といっても4時近いという変な時間だったので空いてました。テイクアウトもできるので、中ではテイクアウト用の袋が並んで店員さんたち大忙しの様子。

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ミニサンドセットです。サンドイッチはもちろんのこと、大盛りの野菜をわしわしと食べてしまいます。

 

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何度か通っているにも関わらず、全然気づかなかった駅の階段。いつもは人が上がり降りしているので意外とわからなかったんですね。こんな瞬間珍しいのかも。

 

歌劇にはまっていた中学生の頃、また子供といっしょに遊んだ遊園地に来るために、長年の間何度も通いまくったこの駅ですが、今はほとんど来ることもありませんでした。でもその頃よりも充実したのが、ショッピングとグルメ。「ただの駅」だったのが百貨店併設の「すごい駅」に変わった宝塚。

これからは度々来よう。そして幸せなインバウンドさんたちといっしょに、今度は時間をたっぷりとって手塚漫画を読みに来よう。