こごみの旅日記

旅でもらった思い出いろいろ

異人館7軒まわったハードな一日!締めは港ビールで

十数年ぶりの異人館

十数年ぶりに異人館へ。

初めて来たのは高校の時、神戸に住んでいた友達に連れてきてもらった。

あれからいろんな人と何回か訪れたけど、一人で来たのは始めて。

 

さすがに春節。インバウンドの人多し。でもにぎわってて楽しい雰囲気。世界で一番声がでかいのは、中国人と関西人だと思っているので、気にならない。我が故郷大阪に比べたら静かなもんだ。

 

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予定では、異人館通りよりも坂の上にある「うろこの家」を含む4軒をまわるつもりだった。チケットブースでその旨を伝えると、おばちゃんに「こっちの方がお得」と勧められたのが、7軒まわれるプレミアムチケット。

「坂の上だけ4軒チケット」だと、プラス1軒別に入ってしまうと、プレミアムの値段を超えてしまうと言われたので、即効決断。単館料金で計算すると、四千円超えるのが、三千円なんだから、まあ確かにお得。

まずは英国館

異人館そのものの建物は何十年も変わっていないのだろうけど、内装やテーマは変わっていく。現在はシャーロックホームズ。

 

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ホームズの世界観を再現。二階に上がり、忠実に再現されたホームズの部屋を見学。廊下の突き当りに取っ手が真ん中についた奇妙なドア。ここがベーカー街のホームズの部屋。

 

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同じフロアにいた同じ女の子が「あっ、うわ、うわ」と天井を指さしたので、見上げるとホームズとワトソン君が…

おねーちゃんありがとう。叫んでもらわなければ絶対気づかなかった。

 

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英国館の一階にあるパブは単なる見学用ではなくて、夜異人館が閉館してからオープンするというごじゃれたパブ。

洋館長屋

異人さんたちが住んだアパルトマン。ロシアの亡命貴族も暮らしていたとか。

 

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左右対称のこの建物はとても印象的な形。隣が次に向かうベンの家。

 内装はフランス風の優雅な感じ。エミールガレのガラス工芸が見られるとは思っていなかったので、嬉しい。

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さりげなくすごそうなものがあちこちに置いてあるけど、これもそうだよなあ。

ベンの家

冒険家の家ということで、剥製がこれでもかと並ぶ異人館。好きな人は好きなのだろうけど、個人的に剥製がとても苦手なので、どうしてもシャッターをきれず断念。

 

うろこの家

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ここから山の手異人館に向かって、急な坂を上ります。なかなかの勾配が続いて、前を歩いていたカップルが途中休憩する横を、おばさんは果敢に進んでいく。

入口でスタンプ押してもらう時にはゼエゼエ、しゃべれない…

 

風見鶏の館と並んで、異人館の顔であるうろこの家。外壁のスレートがうろこのように見えるのが特徴の高台にある建物。

 

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貿易商である主人が船の入港を見たとされる展望テラスからは、神戸の街が一望。

さぞかし夜は綺麗だろうと思うけど、夜は閉館だし、それに夜の異人館はけっこう怖いでしょう。

 

廊下にこんなパネルが。

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なんてオシャレな怖い話。ホーンテッドマンションを連想してしまった。

 

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 山手八番館

民族的な展示物が見もの。個人的には一番楽しんだ異人館ピカソに影響を与えたと言われるアフリカの彫刻は楽しめた。タワーオブテラーのシリキ・ウトゥンドゥに雰囲気似てる(またすぐディズニーに絡める)

 

二階は東洋的でオリエンタルな雰囲気。

 

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ツタンカーメンをライトアップするライト。

 

こちらにはパワースポットなる椅子があります。中国系のご家族が楽しく盛り上がっていらしたので、写真は遠慮。

 

北野外国人倶楽部

異人さんたちの社交場を再現した異人館。全体的にエレガントな内装です。

 

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現在プリザーブドフラワーのイベントが催されていたので、ドレスのお花が飾ってありました。夜みたら怖そうだけど。

 

プレミアムパスを購入すると、こちらの異人館でドレス体験ができます。

「どうですか」と言われたけど、激しくお断りしました。だって前にいた若いおねーちゃんたちですら、恥ずかしそうに断ってたのに。

十代の時、確かみんなで着たよなあ。今写真見てもモーレツに恥ずかしいけど、まあみんな若かったし、いい思い出だ。

坂の上の異人館

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かつて中国領事館として使われていた建物。

 

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 にこやかな顔が「まあどうぞどうぞ」「いらっしゃい」と言っているように見えてしょうがない狛犬

 

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中は、東洋的でものすごくオシャレな内装。中国モダニズム(シノワズリー)というそうです。一つ一つの家具の凝った彫刻がすごい。気に入って写真撮りまくりました。

 

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もっと写真の腕があればなあとつくづく。

 

そうだ今日は元旦だった。

坂を下りて異人館通りへ戻ります。まだ見てない所もあったけど、正直ヘトヘト。一気に見すぎだろということですが、一つ一つの建物が隣あっているので一気にいってしまいがちなのですね。

 

目当てのカフェに向かったのに、なぜか閉まってた。三宮まで戻る道、魅力的なカフェはいっぱいあるけど、時間も時間だったので結局寄り道なし。

 

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センター街に戻るとラッキーなことに、春節祭のパレードに遭遇。京劇の仮装は本当に綺麗!今年は二月五日が旧正月の元旦でした。異人館でいっしょだったみなさんは、お正月休みなのですね。

お正月休みの空気をふと思いだしてみる。何であんなに澄んで感じるのかな。

 

ビアホール「ニューミュンヘン

夕方、旦那と合流してビアホール「ニューミュンヘン神戸大使館」に。独身の時から何度も足を運んでいるお気に入りの老舗ビアホール。阪神大震災で倒壊したけど、再建してくれて嬉しい。

 

 

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このビアホールの名物は鶏の骨付きから揚げです。一個がでかいけど、何個でもいける。ビールに合うー!百貨店でも売ってるんですが、やっぱりここで食べるのがおいしいんです。だいたいそうですね、こういうのって。

 

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神戸の復興を願って作られた地ビール「大使館ビール」と「新神戸ヴァイツェン」で春節に乾杯です。