コスモスに導かれて丹波の神社と焼き栗のしあわせ
コスモス畑を目指したけど
「コスモス畑が秋になると綺麗だよ」と去年地元のおばちゃんが教えてくれたので、丹波市清住のコスモス畑に出かけました。ちょうど満開。でも休日はやっぱり満員で、駐車場が見つけられず車の中から通りすがりの鑑賞。こんなすごい人だと思わなかったので、のんびりしすぎた…
でもすごく綺麗でした。おばちゃんの言ったとおり。今度はもうちょっと早くこないとね。さて、どうしよ。こないだの京都といい、なんか最近こんな感じばっかりだ。
車を止める場所を探して奥の道まで入り込んでいたので、とりあえず車をUターンさせよう。ということで、空き地っぽい一画を見つけバック…
「あ、何かある」
空き地の奥に何かある。
碑のようなものが。車を降りて近づいてみると、一画が紙垂(しで)で囲われている。神社や神棚などで見るギザギザの紙ですね。どうみても踏み込んではいけないようだったので、遠くから碑の文字を覗き込むと「御旅所」と読める。さっそく調べると、祭りや祭事の折り、神様が移動される際にお休みになる場所だとか。神様の休憩どころ、または宿泊所らしい。
ということは、ここは今留守ってことだな。ではちょっとの間だけ車とめさせてもらいますね。
空き地の隣もコスモス畑だったので。
人気の場所ほどじゃなくて、まばらだけどそこそこ、いや十分綺麗だぞ。
コスモスと目が合った。
ブルーデイジーかな。かわいらしいのも咲いてました。
内尾神社へ行ってみよう
御旅所に駐車させてもらっていたんだから、お礼をしにいかなければ。碑には内尾神社と記されてあった。調べるとすぐ近く。10分も走らないうちに立派な鳥居が見えてきた。
旅や散歩の途中で気になる神社を見かけると、よく立ち寄る。ほとんどが正解!と満足する。こちらもどうも大当たりの気配。参道の突き当りに見える神殿に灯りがチラチラとついていたので、人がいるのかなと思っていたが、石段を登って見上げると電気も付いてないし誰もいない。この写真でもほんのりオレンジ色っぽく見えるでしょ。
写真を拡大してみると、どうも神殿に差し込む光が反射して光っていたようだ。招いていただいたのだと、都合よく解釈しよう。
ご祭神は初代天皇「神武天皇」のお父さん。直径なのだから立派なはずだ。とは思いますが、こういう歴史がある土地の神社の神様はいろいろといわくが隠れていそうで、ご祭神や摂社の神様たちを調べては、あーだこーだと推測するのが楽しい。
明治の廃物稀釈でたくさんの寺院や神社が壊され、国が没収したのですが、それを逃れるため元祀られていた地元の神さまを隠し、アマテラス関連の神様を配した神社がけっこう多いのです。そういうのを疑ってかかるのがなかなか楽しい。
背後はかなり鬱蒼とした森です。左手奥の摂社は「スクナヒコナノミコト」同じ祠が左側にいくつか並んでいます。
迫力満点の木がいっぱい。後で知ったのですが、この神社はヒメボタルで有名なのだそうです。写真を見るとものすごく神秘的。
苔好きには嬉しいぞ。ふわふわ。こんな木がいっぱい。
コスモスに導かれてやって来れた神社は静かで居心地のいい所でした。森林浴させてもらいました。
丹波の秋の名物はこれ!
丹波の秋の楽しみはズバリ、これ!
丹波篠山ではこのシーズン、黒枝豆や焼き栗が販売されていてにぎわいます。毎年の楽しみ。
予想外にサービスエリアで売店がでていたので喜んで買いました。
おっきくてホクホクで、和栗はおいしい! 季節限定の日本酒も買ったので今夜は楽しみだ。